アニサキス急増!
そんなニュースを近頃よく目にしますね。「生魚を食べたい!」というアツい気持ちを胸に秘めている我々日本人としては、「魚の生食が出来なくなってしまうのか?」という疑問を持つ方もおられるかもしれません。
今回は、アニサキスによる影響がどのように出るのか調べてきました。
Contents
生魚は食べていける?
結論として、このままアニサキスの増加が進めば、完全な生魚を食べるには手間がかかる、と言えます。
加熱はもちろん、一度冷凍処理された魚を生魚としないのであれば、生魚のアニサキスを除去する方法は「目視で一匹一匹取り除く」という方法になります。
スーパーや寿司店などの刺身を食した場合でもアニサキスに当たってしまう事例はありますので、油断はできません。
どうしても加熱や冷凍を避けたい場合は、ピンセットや骨抜きで丁寧にアニサキスを取り除きましょう。
また、上記動画の7:44~あたりから紹介されている、強力な電圧を一瞬流す装置のプロトタイプも去年から実用化されていて、2025年以降に量産販売の準備に入られるようです。
これが限りなく生に近い状態を維持できる装置なら、なんともありがたいものですね!
アニサキスはなぜ増えている?
上記動画の専門家の推測によると、クジラの数が増えているから、とのことです。
捕鯨には条例があるけれど、もし本当にクジラのせいでアニサキスが増えているなら、いったいどうすれば…って感じがしますね。
対策は?
厚生労働省によれば、60℃で1分の加熱か、-20°Cで24時間以上の冷凍でアニサキス幼虫は死滅するようです。
しかし、一般的な冷凍庫は-18℃前後の設定が多い上に、扉の開閉で温度がすぐに上昇してしまうため、釣った魚のアニサキスを自分で処理するのは少々難しそうですね…。温度設定をよく確かめておきましょう。
塩漬けや食酢での処理ではアニサキスは死滅しないので注意!
また、スーパーの刺身だからといって、100%冷凍処理がされているとは限りません。
判別するには、ラベルに【解凍】と表示されているかどうかを確認しましょう。
このラベルは、一度解凍されてから調理されたものに貼られます。アニサキスに感染する確率は0に近いでしょう。
それでも心配な場合は、店員さんに聞くのが良いと思います。
まとめ
いかがでしたか?
今のうちはまだ魚の生食は可能ですが、いずれ不可になってしまうのでしょうか…。
研究職の方々を応援するばかりです。